ニュース速報
ビジネス

米新規失業保険申請、6000件増の22.5万件 労働市場は堅調

2024年10月04日(金)02時36分

米労働省が3日発表した9月28日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比6000件増の22万5000件となった。2023年1月撮影(2024年 ロイター/Brian Snyder)

[ワシントン 3日 ロイター] - 米労働省が3日発表した9月28日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比6000件増の22万5000件となった。エコノミスト予想は22万件だった。

わずかに増加したものの、第3・四半期末の労働市場は上向き基調にあり、FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「今のところ、労働市場は非常に安定しており、経済は景気後退(リセッション)の深みに陥る事態は免れたようだ」と指摘。「労働市場がさらに悪化しない限り、連邦準備理事会(FRB)が急いで積極的な利下げに踏み切る可能性は低いだろう」と述べた。

ただ、米南東部を直撃したハリケーン「へリーン」のほか、米航空機大手ボーイングや米湾岸でのストライキにより、短期的に労働市場の状況に歪みが生じる恐れがある。

ストライキ中の労働者は失業手当の受給資格はないものの、こうした労働争議がサプライチェーン(供給網)のほか、ボーイングや港湾に依存する他の企業に波及し、一時解雇(レイオフ)を引き起こす可能性があるとみられる。

ボーイングが数万人の従業員の一時解雇を発表したことを受け、同社の主要生産施設があるワシントン州での失業申請件数は先週、足元の平均を上回った。

また、へリーンによる被害の大きさについてはエコノミストの間でも意見が分かれており、今後数週間で申請件数が25万件に急増する可能性があるとの見方と、影響は最小限にとどまるとする見方がある。

季節調整前の申請件数は1066件減の18万0647件。申請件数が1000件を超えて増加したのはミシガン州のみだった。

9月21日までの1週間の継続受給件数は1000件減の182万6000件だった。 

ミネソタ州で非教職員が夏休み中に失業給付を申請できるようになったことから、継続申請件数は7月に記録した2年半ぶりの高水準から減少基調にある。

今回のデータは9月雇用統計の調査期間と重なっていない。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米政府系ラジオ・フリー・アジア、中国向け放送を再開

ビジネス

米テスラ、加州の販売停止回避 「オートパイロット」

ワールド

豪サントス、主要事業終了で10%人員削減へ 通期利

ワールド

対米投融資1号案件の人工ダイヤ事業、旭ダイヤやノリ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 2
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 3
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 4
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 7
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 8
    極超音速ミサイルが通常戦力化する世界では、グリー…
  • 9
    アメリカが警告を発する「チクングニアウイルス」と…
  • 10
    生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 10
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中