NY外為市場=ドル上昇、ユーロ安が支援
終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。ユーロ圏の軟調なインフレ統計を受けてユーロ安が進んだことがドル高を支援した。2016年3月撮影(2023年 ロイター/David Gray/Illustration/File Photo)
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。ユーロ圏の軟調なインフレ統計を受けてユーロ安が進んだことがドル高を支援した。一方、米経済の減速を示すデータが発表されたが、反応は限定的だった。
ドル指数は0.5%上昇の103.38と、1カ月超ぶりの大幅な上昇となった。月間では3%安と、ここ1年で最悪の月次パフォーマンスとなる勢い。
一部のアナリストは、11月は来年の利下げを見越した急激なドル売りが観測されたため、投資家はポジションを整理しており、ドルは月末の需要から恩恵を受けた可能性があると指摘した。
一方、11月は株価が急伸したことから、月末のドル売りを予想する声もあった。アナリストによれば、一部の米銀大手ではドル売りシグナルが出ていたという。
UBSのFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は「米国株の急騰ぶりを見て、月末のドル売りを予想していた」と指摘。「ただ、月末より前に売りが出た可能性もある。そのため、月末のドル売りは弱まるかもしれない」とした。
30日に発表された個人消費支出(PCE)価格指数の伸び鈍化や新規失業保険申請件数の増加を受けてもドルは上昇を維持した。
10月のPCE価格指数は前月比横ばい。9月は0.4%上昇していた。前年同月比では3.0%上昇と21年3月以来の低水準。9月は3.4%上昇だった。
一方、米労働省が30日発表した11月25日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は7000件増の21万8000件だった。市場予想は22万6000件だった。
他の通貨ではユーロが下落。欧州連合(EU)統計局が30日発表した11月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)上昇率(速報値)は前年比2.4%と、10月の2.9%から低下した。
ユーロ/ドルは0.7%安の1.0897ドル。月間では3%高と2022年11月以降で最大の上昇率を記録する見通し。
ドル/円は0.6%高の148.12円。11月は2.4%安と昨年12月以来の月間下落幅を記録した。
ドル/円 NY午後3時 148.21/148.22
始値 147.70
高値 148.51
安値 147.24
ユーロ/ドル NY午後3時 1.0888/1.0892
始値 1.0914
高値 1.0948
安値 1.0883
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