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中国新興EVニオ、今月従業員10%削減を計画 競争激化で

2023年11月06日(月)13時28分

中国の新興電気自動車(EV)メーカー、蔚来汽車(NIO、ニオ)は11月3日、今月中に従業員を10%削減する計画を発表した。競争が激化する中、効率改善とコスト圧縮を目指す。写真は同社製「EL6」、ドイツのショールームで8月撮影(2023年 ロイター/Annegret Hilse)

[上海/北京 3日 ロイター] - 中国の新興電気自動車(EV)メーカー、蔚来汽車(NIO、ニオ)は3日、今月中に従業員を10%削減する計画を発表した。競争が激化する中、効率改善とコスト圧縮を目指す。

中国では消費者がより低い価格のプラグインハイブリッド車(PHV)を選択するのに伴い、EVの需要は鈍化している。PHVの1─9月の販売台数は前年同期比84.5%増となり、理想汽車(リ・オート)や比亜迪(BYD)などの自動車メーカーがシェアを拡大した。

ニオはロイターに宛てた声明で、人員削減は11月で完了すると従業員に通知したと明らかにした。

ニオの販売台数は上半期の不振から持ち直している。同社の1─9月の販売台数は前年同期比33.4%増の10万9993台となり、伸び率は中国EV業界全体の18.1%を上回った。

同社は人員削減のほか、3年以内に業績に貢献しない長期事業への投資を延期または削減する方針も示した。

ロイターは先月、同社が資金繰りの改善に向け、欧州での販売拡大を加速させるためにディーラー網の構築を検討していると報じた。

ロイター
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