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ロシア大統領、自動車大手アフトワズの西側合弁金融事業買収を承認

2022年11月30日(水)09時58分

 11月29日、ロシアのプーチン大統領は、イタリアの銀行大手ウニクレディトとルノー・日産自動車・三菱自動車の日仏自動車連合が合弁で展開するロシア金融部門RNバンクを、ロシア自動車大手アフトワズが買収することを承認した。モスクワで2016年撮影(2022年 ロイターF/Maxim Shemetov)

[モスクワ 29日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は29日、イタリアの銀行大手ウニクレディトとルノー・日産自動車・三菱自動車の日仏自動車連合が合弁で展開するロシア金融部門RNバンクを、ロシア自動車大手アフトワズが買収することを承認した。

プーチン氏は8月、ロシアのエネルギーと金融分野の企業に参加する「非友好国」の投資家に対し、今年末まで株式の売却を禁じる大統領令に署名した。ただ大統領令は特定の案件について適用を除外する権限をプーチン氏に与えている。今回はこの権限に基づき、ウニクレディトと日仏連合の合弁会社バーンが保有するRNバンクの100%株式をアフトワズが取得することを認めた。

バーンの設立は2013年で、株式保有比率はウニクレディトが40%、日仏連合が60%。

日産自動車は10月、ロシア現地子会社の株式を1ユーロで売却し、6億8700万ドルの特別損失を計上。これに先立ってルノーもアフトワズの過半数株式を1ルーブルで売却した。

三菱自動車は4月にロシアでの生産を停止した。

ロイター
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