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米ファイザー、コロナワクチン1回110─130ドルに 政府購入後

2022年10月21日(金)07時20分

 10月20日、米製薬大手・ファイザーは新型コロナウイルスワクチンについて、米政府の現行の購入プログラムが終了した後、価格を1回当たり約110─130ドルに引き上げる見通し。2021年12月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米製薬大手・ファイザーは新型コロナウイルスワクチンについて、米政府の現行の購入プログラムが終了した後、価格を1回当たり約110─130ドルに引き上げる見通し。同社幹部のアンジェラ・ルーキン氏が20日、アナリストとの電話会議で明らかにした。

民間保険や公的保険に加入している人には、自己負担なしで提供されるようになる見込みという。

政府は現在、ワクチンを全ての人に無料で提供しているが、ファイザーと開発パートナーの独ビオンテックに1回当たり約30ドルを支払っている。米国では2023年に新型コロナの公衆衛生上の緊急事態宣言が終了した後、民間保険への移行が見込まれている。

医療保険に加入していない人のワクチン利用については、どのような形になるのか明らかになっていない。

ファイザーはコロナワクチンの市場規模について、成人では年間ベースでインフルエンザ予防接種市場と同程度になると予想しているが、小児接種についてはこれまでの実績から市場構築に時間がかかるとみている。

ロイター
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