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中国、米国産ソルガムから最大178.6%の預託金徴収 国内産業に損害

2018年04月17日(火)18時10分

 4月17日、中国政府は、農協大手CHSなどの米企業に対し、中国へのモロコシ(ソルガム)輸出に際し最大178.6%の預託金を徴収することを明らかにした。18日から開始する。写真はイリノイ州ミノッカで2014年9月撮影(2018年 ロイター/Jim Young)

[北京 17日 ロイター] - 中国政府は17日、農協大手CHSなどの米企業に対し、中国へのモロコシ(ソルガム)輸出に際し最大178.6%の預託金を徴収することを明らかにした。18日から開始する。

米国産ソルガムは中国で主に家畜飼料に利用されており、米国にとって大豆とともに中国が最大の輸出先。

商務省は今回の措置を「一時的な反ダンピング対策」としており、今後も調査を続けると示唆した。

貿易の専門家によると、この預託金は関税としての働きを持つ。預託金の率は想定を上回ったという。

中国商務省は2月、米国産ソルガムについてダンピングおよび補助金違反の調査を開始しており、輸入品が国内産業に損害を与えていることが判明したという。今回の措置により、両国の貿易摩擦が加熱する恐れがある。[nL4N1PU0GO]

同省はこの日、ソルガムに対する反ダンピング調査は不公正な貿易慣行を是正するのが目的だと説明。貿易問題に関し、米国との協力拡大を望んでいると表明した。

ロイター
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