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金融庁が金融機関の検査・監督で新方針、検査マニュアル廃止へ

2017年12月15日(金)19時30分

 12月15日、金融庁は、金融機関に対する検査・監督の新たな基本方針を発表し、金融検査マニュアルを2018年度終了後をめどに廃止することを盛り込んだ。写真は2013年11月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 15日 ロイター] - 金融庁は15日、金融機関に対する検査・監督の新たな基本方針を発表し、厳格な資産査定や法令の順守状況の形式的な確認に偏った旧来型の検査手法と決別するため、金融検査マニュアルを2018年度終了後をめどに廃止することを盛り込んだ。

18年2月14日まで意見を募集する。主要テーマや分野別の検査・監督方針は別途公表し、金融機関との対話に活用する。資産分類、償却、引き当てについては、関係者や有識者で構成する検討会で議論し、18年夏をめどに考え方をまとめる。

金融庁で検査・監督手法の改革を議論していた有識者会議が3月、検査マニュアルと監督指針の統合を盛り込んだ報告書を公表。金融庁が作業を進めていた。8月には、検査局を廃止し同局の機能の大部分を監督局に集約することを柱とする組織再編案を公表した。

(和田崇彦)

ロイター
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