ニュース速報

ビジネス

欧州市場サマリー(20日)

2017年09月21日(木)03時00分

[20日 ロイター] - <為替> 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、ドルが小幅安で推移した。地震発生を受け前日値下がりしたメキシコ・ペソは上昇した。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。8月の小売関係の指標が市場予想を上回り、11月にもイングランド銀行が利上げに踏み切るのではないかとの観測から英ポンドが上昇し、輸出関連企業の業績悪化懸念が重しとなった。

一方で米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、神経質な値動きだった。

小売大手のキングフィッシャーは5.6%高。上半期の収益が予想を上回ったのが好感された。エンジニアリングのバブコックは収益見通しが堅調につづくとの発表を受け、最も値を上げ、5.8%高となった。

金融銘柄は低調。HSBCは0.7%、バークレイズは1.3%、ロイズは0.6%それぞれ下げた。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 前日比ほぼ横ばいで取引を終えた。スペイン北東部カタルーニャ州の分離独立を問う住民投票を巡り州高官が捜査当局に拘束されるなど政治的な混乱が影を落とした。

スペイン金融大手のサバデル銀行が3.8%、カイシャバンクが1.9%それぞれ下げた。

合併による業績向上の期待は株価を支えた。ドイツの鉄鋼大手ティッセンクルップは2%超高。インドの同業タタ製鉄と欧州事業の統合で合意したことが好感された。ドイツの金融大手コメルツ銀行はイタリアの同業ウニクレディットが合併に関心を示しているとの報道を受け、2.4%高となった。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が待たれるなか国債利回りが小幅低下。FOMC後に発表される声明で年内利上げの可能性が示唆されればドルは対ユーロで上昇し、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和縮小を後押しする可能性があることから、投資家は注視している。

大半のユーロ圏債利回りは約1-2ベーシスポイント(bp)低下。独10年債利回りは1bp低下の0.44%。

一方、スペイン債はアンダーパフォームし、10年債利回りは2bp上昇し1.46%をつけた。スペイン警察当局がカタルーニャ自治州の複数の官庁を捜索し、同自治州の経済担当閣外相を逮捕したとのニュースが伝わる中、同州で10月に予定されるスペインからの独立の是非を問う住民投票を巡る懸念が広がった。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米EV税控除、一部重要鉱物要件の導入2年延期

ワールド

S&P、トルコの格付け「B+」に引き上げ 政策の連

ビジネス

ドットチャート改善必要、市場との対話に不十分=シカ

ビジネス

NY連銀総裁、2%物価目標「極めて重要」 サマーズ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 2

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS攻撃「直撃の瞬間」映像をウクライナ側が公開

  • 3

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を受け、炎上・爆発するロシア軍T-90M戦車...映像を公開

  • 4

    テイラー・スウィフトの大胆「肌見せ」ドレス写真...…

  • 5

    サプリ常用は要注意、健康的な睡眠を助ける「就寝前…

  • 6

    ロシア軍「Mi8ヘリコプター」にウクライナ軍HIMARSが…

  • 7

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミ…

  • 10

    「TSMC創業者」モリス・チャンが、IBM工場の買収を視…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 6

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 7

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 10

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中