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米国株式市場=ダウ274ドル安、S&P500は3カ月ぶり大幅下落

2017年08月18日(金)06時51分

 8月17日、米国株式市場は反落。トランプ米大統領が経済政策を実行できるか懐疑的な見方が広まった。3月撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国株式市場は反落。トランプ米大統領が経済政策を実行できるか懐疑的な見方が広まった。S&P総合500種は過去3カ月で最大の下落率を記録し、ダウ工業株30種平均は全構成銘柄下げた。

トランプ氏が前日、米企業首脳らで構成する2つの大統領助言組織を解散したことで、ゲーリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長が辞任するとの観測が浮上。株式市場は朝方から売られた。

ホワイトハウスがコーン委員長に辞任の意向はないと発表すると相場は一時的に下げ止まったが、その後は再び下げ幅を広げ、終盤にこの日の安値をつけた。

ウェッドブッシュ・セキュリティーズのシニア・バイス・プレジデント、スティーブン・マソッカ氏は「共和党の指導力には疑問がつきまとっており、政策の遂行能力が失われている。今回は議会と大統領の間で溝が深まっており、株式市場にとってマイナスだ」と述べた。

その上で、株価が今の水準では、投資家は売りに傾きがちだと指摘した。

スペイン東部バルセロナで17日、車両が群衆に突っ込んで多数が死傷。警察がテロ攻撃とみていると伝わったことも相場を圧迫した。

個別銘柄では、前日の取引就業後に決算を発表したネットワーク機器のシスコシステムズが4%安。小売りのウォルマート・ストアーズは利益率の低下が重しとなり、1.6%安で取引を終えた。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では下げ銘柄が上げ銘柄を上回り、比率は4.55対1だった。ナスダックも3.89対1で下げが上げを上回った。

米取引所の合算出来高は約67億株で、直近20営業日の平均である63億株を上回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21750.73 -274.14 -1.24 21984.74 21984.74 21750.32 <.DJI>

前営業日終値 22024.87

ナスダック総合 6221.91 -123.20 -1.94 6322.72 6334.23 6221.91 <.IXIC>

前営業日終値 6345.11

S&P総合500種 2430.01 -38.10 -1.54 2462.95 2465.02 2430.01 <.SPX>

前営業日終値 2468.11

ダウ輸送株20種 9152.45 -224.77 -2.40 <.DJT>

ダウ公共株15種 734.42 -5.20 -0.70 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1069.70 -28.37 -2.58 <.SOX>

VIX指数 15.55 +3.81 +32.45 <.VIX>

S&P一般消費財 705.10 -11.21 -1.57 <.SPLRCD>

S&P素材 335.93 -5.26 -1.54 <.SPLRCM>

S&P工業 574.29 -9.98 -1.71 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 568.87 -5.16 -0.90 <.SPLRCS>

S&P金融 407.86 -7.22 -1.74 <.SPSY>

S&P不動産 199.01 -1.46 -0.73 <.SPLRCREC

>

S&Pエネルギー 454.52 -6.66 -1.44 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 904.46 -11.57 -1.26 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 156.82 -2.59 -1.62 <.SPLRCL>

S&P情報技術 980.72 -19.82 -1.98 <.SPLRCT>

S&P公益事業 273.71 -2.12 -0.77 <.SPLRCU>

NYSE出来高 7.67億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 19485 - 195 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 19480 - 200 大阪比 <0#NIY:>

(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)

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