最新記事
オランダ

【写真】オランダの「未来の女王」...カタリナ=アマリア王女とは

2024年5月4日(土)00時00分
敬宮愛子内親王殿下とカタリナ=アマリア王女

2006年、ベアトリクス女王(当時)に招待された皇太子一家(当時)。愛子さまとカタリナ=アマリア王女は幼馴染み。Michael Kooren-REUTERS

<4月27日の父ウィレム=アレクサンダー国王の誕生日にマドリードで安全に生活することを支えてくれたすべての人々に感謝を述べたカタリナ=アマリア王女。オランダの「未来の女王」について>

ウィレム=アレクサンダー王太子(当時)とマキシマ王太子妃(当時)の長女として2003年に誕生したカタリナ=アマリア王女は、2013年に祖母のベアトリクス女王の退位によって父が国王が即位、それにともない王位継承者である王太子となった。

2021年に高校を卒業後に国内外のNGOでインターンを経験するなど1年間のギャップイヤーを過ごした後、2022年にアムステルダム大学に入学し、政治学や心理学などを専攻する予定だった。

しかし、犯罪組織「モクロ・マフィア」による脅迫で大学生活の中断を余儀なくされ、公の場で姿を見せることはほぼなかったため、王宮のあるハーグに戻っているといわれていた。

2024年4月に安全上の理由でスペインに1年以上前から滞在し、勉学に励んでいたことが発表され、同月のスペイン・フェリペ6世国王とレティシア王妃のオランダ訪問時に公務デビューを果たした。

そしてその10日後の4月27日の父国王の誕生日にマドリードで安全に生活することを支えてくれたすべての人々に感謝を述べた。また、父ウィレム=アレクサンダー国王もカタリナ=アマリア王女のスペイン留学に関して、フェリペ国王とレティシア王妃のサポートへの感謝を述べている。

マフィアに狙われたオランダ王女が「スペイン極秘留学」を語る...「マドリードはいつも私の心の中」...この写真の記事に戻る


カタリナ=アマリア王女の洗礼式

newsweekjp_20240503091509.jpg

REUTERS/Robin Utrecht/Pool

2004年6月、ハーグの聖ヤコブ大聖堂で行われたカタリナ=アマリア王女の洗礼式。

ベアトリクス女王(当時、左から2番目)と父ウィレム・アレクサンダー王太子(当時、右端)が見守る中、マキシマ王太子妃(当時)に抱かれた王女。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、月内の対インド通商交渉をキャンセル=関係筋

ワールド

イスラエル軍、ガザ南部への住民移動を準備中 避難設

ビジネス

ジャクソンホールでのFRB議長講演が焦点=今週の米

ワールド

北部戦線の一部でロシア軍押し戻す=ウクライナ軍
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コロラド州で報告相次ぐ...衝撃的な写真の正体
  • 2
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に入る国はどこ?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 5
    恐怖体験...飛行機内で隣の客から「ハラスメント」を…
  • 6
    AIはもう「限界」なのか?――巨額投資の8割が失敗する…
  • 7
    「イラつく」「飛び降りたくなる」遅延する飛行機、…
  • 8
    「パイロットとCAが...」暴露動画が示した「機内での…
  • 9
    40代は資格より自分のスキルを「リストラ」せよ――年…
  • 10
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コロラド州で報告相次ぐ...衝撃的な写真の正体
  • 4
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 5
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 6
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 7
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 8
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務…
  • 9
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 10
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中