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訂正:ユンケル欧州委員長、30日期限直前にギリシャに提案=関係筋

2015年06月30日(火)13時02分

 6月30日、欧州連合(EU)とギリシャ政府の関係筋は、欧州委員会のユンケル委員長が、支援プログラムが期限を迎える前に合意にこぎつけるため、ギリシャに提案を行ったと明らかにした。アテネで29日撮影(2015年 ロイター/Alkis Konstantinidis)

[アテネ 30日 ロイター] - 欧州連合(EU)とギリシャ政府の関係筋は、欧州委員会のユンケル委員長が、支援プログラムが30日に期限を迎える前に合意にこぎつけるため、ギリシャに提案を行ったと明らかにした。

この提案では、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の緊急会合に間に合うよう、ギリシャのチプラス首相が30日までに文書で受け入れを表明する必要がある。また同首相は、7月5日に予定されている債権団の改革案受け入れの是非を問う国民投票をめぐり、受け入れ支持を表明することに合意する必要がある。

ただ、これまで支援策を「侮辱的」だとして拒否してきたチプラス首相が態度を変える兆しはみられていない。

ギリシャ政府当局者は、政府は提案に関心を示したとした上で、「アレクシス・チプラス(訂正)は5日に反対票を投じる」と述べた。

提案が受け入れられれば、ユーロ圏の財務相は、返済期限の延長、金利の低下、利払い猶予の延長を検討するとした2012年の確約を10月に導入するとの声明を採択する可能性がある。

28日に公表されたギリシャへの提示案では、ホテル業界の付加価値税(VAT)が、債権団が当初計画していた23%ではなく、13%に引き下げられていた。追加の修正が加えられるかどうかは明らかになっていない。

*本文4段落目の「アレックス」を「アレクシス」に訂正しました。

ロイター
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