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ベネズエラへの軍事介入「選択肢にない」、米下院外交委員長が強調
2019年02月14日(木)06時32分
[ワシントン 13日 ロイター] - 米下院外交委員会のエンゲル委員長(民主党)は13日、ベネズエラへの軍事介入は選択肢にないとした上で、議会は同国への軍事介入を支持しないとの考えを強調した。
トランプ大統領はこれまでに、ベネズエラへの軍事介入は選択肢との考えを示している。
エンゲル委員長はベネズエラ情勢に関する公聴会で「大統領の威嚇的な発言や米軍事介入が選択肢と示唆していることを懸念している」とした上で「軍事介入が選択肢でないことを明確にしたい」と言明した。
委員長はまた、マドゥロ大統領退陣への圧力を強めるために米政府が発動したベネズエラ国営石油会社PDVSA[PDVSA.UL]に対する制裁措置について、ベネズエラ国民に及ぶ影響に懸念を表明。
「マドゥロ大統領への圧力が必要なことは認めるが、もしマドゥロ氏が向こう数週間で退陣しなかった場合、制裁のしわ寄せは国民にいきかねないことをホワイトハウスは十分考慮しなければならない」とした。
ベネズエラ担当特使のエリオット・エイブラムス氏は「様々な手段」でマドゥロ陣営に圧力をかけていくと同時に「ベネズエラ国民のために正しいことをする人々には逃げ道を提供する」と述べた。
*内容を追加しました。
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