コラム

同性愛スキャンダルでローマ法王ピンチ

2010年03月08日(月)15時39分

 

神聖なはずが ローマ法王は部下の不始末にどう対処するのか
Reuters
 

 2月27日、アイリッシュ・タイムズ紙の宗教問題担当記者パッツィー・マクギャリーが本誌(米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」)で、アイルランドのカトリック教会が運営する児童施設で数十年にわたり神父らが児童を性的に虐待していた問題に関する記事を書いた。アイルランドのカトリック信者の間ではこのスキャンダルをめぐり、ローマ法王ベネディクト16世の対応が手ぬるいことに不満が噴出しているという。

 しかし法王が今対処すべきなのは、お膝元で起きた同性愛スキャンダルのほうかもしれない。


 ローマ法王の侍従であるアンジェロ・バルドゥッチが、バチカンの聖歌隊員トーマス・チネドゥ・エヒエム(29)との会話を警察に盗聴され、逮捕された。

 バルドゥッチはエヒエムとの会話の中で、どういう身体的特徴をもつ男性を連れてきてほしいかを具体的にリクエストしていたという。英ガーディアン紙が入手した交信記録は、バルドゥッチがこれまでもおびただしい数の男性を斡旋されていたことを示唆している。そのうちの少なくとも1人は、司祭職に就くために勉強していた男性だった。

 バルドゥッチの私生活が暴かれたことで、バチカンは深刻な辱めを受けた。この件に関して、バチカンはまだ公式にコメントしていない。

──ジョシュア・キーティング
[米国東部時間2010年03月05日(金)10時35分更新]

Reprinted with permission from FP Passport, 05/03/2010. © 2010 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.

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国際政治学者サミュエル・ハンチントンらによって1970年に創刊された『フォーリン・ポリシー』は、国際政治、経済、思想を扱うアメリカの外交専門誌。発行元は、ワシントン・ポスト・ニューズウィーク・インタラクティブ傘下のスレート・グループ。『PASSPORT:外交エディター24時』は、ワシントンの編集部が手がける同誌オンライン版のオリジナル・ブログ。

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