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コロナワクチンと同じmRNA技術を用いたインフルエンザワクチンが開発される
日本における毎年のインフルエンザワクチンの製造は、以下のようなステップを踏みます。
Ⅰ. 毎年2月頃にWHO(世界保健機関)よりインフルエンザワクチン推奨株が発表されます。近年のインフルエンザワクチンは4価(4種類のウイルスに対応)なので、A型H1N1、A型H3N2、B型ビクトリア系統、B型山形系統から選ばれます。今年は前年の推奨株から4種中2種(H3N2とビクトリア系統)の変更がありました。
Ⅱ. 国内のワクチン製造メーカーで、1~2カ月かけて、増殖性などの製造効率を確認します。その後、WHOの推奨と製造効率の両方を踏まえて、国立感染症研究所で「今年の国内のインフルエンザワクチンにどの4種を選ぶか」を検討し、1種ごとに複数候補を順位付けします。
Ⅲ. 感染研の挙げた候補について、厚生科学審議会の季節性インフルエンザワクチンの製造株について検討する小委員会(インフル株小委員会)で議論し、1種に1つの製造株を選定します。
22-23年シーズンはすべて第一候補が選ばれ、H1N1がA/ビクトリア/1/2020(IVR-217)、H3N2がA/ダーウィン/9/2021(SAN-010)、ビクトリア系統がB/オーストリア/1359417/2021(BVR-26)、山形系統がB/プーケット/3073/2013となりました。
Ⅳ. 選定に基づいて国内メーカーで製造し、9月下旬から販売されます。医療機関では10月から接種が可能となります。
現在、日本で接種できるワクチンは、①生ワクチン、②不活化ワクチンとトキソイド、③mRNAワクチンとウイルスベクターワクチンの3グループに分けることができます。
生ワクチンは、生きているウイルスや細菌の病原性を弱めたものです。ウイルスや細菌が人体で増殖するので、接種後1~3週間にその病気の症状が軽く現れることがあります。BCGや麻疹(はしか)のワクチンに使われていますが、免疫不全の患者や妊婦には禁忌です。
不活化ワクチンは、病原体をホルマリンや紫外線などで処理をして感染力をなくしたものを原材料にしています。人体で増殖することがないので、1回の接種だけでは必要な免疫を獲得できなかったり、維持するためには数回の接種が必要となったりします。インフルエンザや日本脳炎、武田薬品工業株式会社の新型コロナワクチン(ノババックス)などが当てはまります。
トキソイドは病原体となる細菌が作る毒素だけを取り出し、無毒化して免疫原性だけを残したもので、破傷風やジフテリアなどに用いられる不活化ワクチンの一種です。
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