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ドイツの街角から

シュピッツナーゲル典子|ドイツ

森が変わるハルツを歩く ・ 展望タワーから見た温暖化の現実と未来

未来の森をどう描くか― 森と人の新しい関係

人間が温暖化を完全に止めることは難しい。それでも、持続可能な森林管理や多様性を重視した再生の取り組みを通して、次世代に残せる森の形を選び取ることはできる。

旅人が展望台から眺める風景は、その選択の重要性を静かに訴えている。灰色の幹と若緑の芽吹き、その対照の中に、気候変動時代の希望と課題が共存している。

©norikospitznagel ハルツの森は、失われゆく風景であると同時に、新しい姿へと変貌しつつあり、未来への実験場でもある

「深い森」と「枯れた木々」、相反する景観が同居するハルツ山地。そこは観光地であると同時に、気候変動の影響と自然の回復力を学ぶ野外教室でもある。ハルツ展望タワーからの眺望は、単なる絶景ではなく、「未来の森」をどう描くか・・・その問いを静かに投げかけている。

©norikospitznagel

取材協力・ニーダーザクセン州観光局

 

Profile

著者プロフィール
シュピッツナーゲル典子

ドイツ在住。国際ジャーナリスト協会会員。執筆テーマはビジネス、社会問題、医療、書籍業界、観光など。市場調査やコーディネートガイドとしても活動中。欧州住まいは人生の半分以上になった。夫の海外派遣で4年間家族と滞在したチェコ・プラハでは、コンサートとオベラに明け暮れた。長年ドイツ社会にどっぷり浸かっているためか、ドイツ人の視点で日本を観察しがち。一市民としての目線で見える日常をお伝えします。

Twitter: @spnoriko

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