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魔法が始まる場所......一度は行ってみたい世界の美しい本屋8選

Real-Life Bookstores Worth Visiting

2020年2月1日(土)16時15分
ローラ・パワーズ

05 ブックハンデル・ドミニカネン(オランダ・マーストリヒト)

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ETIENNE VAN SLOUN

13世紀の教会に、2006年、書店として新しい命が吹き込まれた。大聖堂の中心に設置された3階建ての大きな書棚スペースに本が並ぶ。美しい絵が描かれ、ガラス窓からの明かりが照らすアーチ型天井を眺めるだけでも楽しい。


06 リブレリア・アクア・アルタ(ベネチア)

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ANAMEJIA18/ISTOCKPHOTO

べネチアでたびたび起こる高潮(アクア・アルタ)から本を守るため、この書店では年代もののバスタブやゴンドラといった防水になっているものに本を保管している。主に古本や絶版本を扱っており、さまざまな本が山積みになった不思議な雰囲気が特徴的。野良猫も何匹か住んでいる。


07 鍾書閣(中国・杭州)

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SHAO FENG

チェーンの書店でどこも建築がユニークだが、杭州の店は際立っている。円形の本棚に階段や座席が組み込まれ、鏡張りの天井の効果と相まって、本の迷宮にいるような錯覚を起こす。児童書エリアには本のジェットコースターのようなものまである。


08 ケイ・クラドック・アンティクアリアン・ブックセラー(オーストラリア・メルボルン)

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COURTESY OF KAY CRADDOCK

ゴシック様式の教会の中にあり、アンティーク本と古本のみを販売している。あちこちに散らばる風変わりなフクロウの置物のコレクションを探したり、貴重な古典をお目当てに本棚を眺めてみるのも一興。例えば、1833年印刷のジェーン・オースティンのコレクションは1万5000ドルで手に入る。

<本誌2020年1月7日新年合併号掲載>

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