最新記事
食生活

「このお菓子、子どもに本当に大丈夫?」──食品添加物の専門家が語る「避けたい3大NGおやつ」とは

2025年7月14日(月)16時13分
安部 司 (『食品の裏側』著者、一般社団法人 加工食品診断士協会 代表理事)*東洋経済オンラインからの転載
「このお菓子、子どもに本当に大丈夫?」──食品添加物の専門家が語る「避けたい3大NGおやつ」とは

beats1-shutterstock-

<市販のお菓子に潜む「魔法の粉」とは? ベストセラー『食品の裏側』著者・安部司氏が、「子どもには食べさせたくないおやつ」3選を厳選解説>


70万部の大ベストセラー『食品の裏側――みんな大好きな食品添加物』の著者、安部司氏が、このたび料理家のタカコナカムラ氏とともに『日本人なら必ず食べたい安部おやつ』を上梓した。

砂糖と油が大量に使われ、添加物が入った市販のお菓子に不安を感じる人、日々の間食・おやつに悩む人のために、「無添加×安心×美味しい」「軽食・おかずにもなる」をコンセプトに、112のバラエティに富む「健康おやつ」を、両氏が開発したものだ。

プロの料理人も注目する今年度の「第12回料理レシピ本大賞」に、『食品の裏側』が料理部門の、『安部おやつ』おやつ部門の、それぞれ「最終候補作品」に選ばれ、話題を呼んでいる。

本稿では、人生をかけて「食の安全性」を追求し続ける安部氏が「子どもに食べさせたくない3大NGおやつ」について語る。


子どもに市販のお菓子を食べさせていいのか問題

無添加ヘルシーおやつのレシピ集『安部おやつ』を出版してからというもの、全国のみなさんから「子どものおやつ」についての質問を受けることが圧倒的に増えました。

多いのは「市販のおやつ」についてです。

「手作りがいいのはわかっているが、すべて手作りでまかないきれない。市販のお菓子を食べさせるとしたら何がいいのか」「市販のお菓子で避けたほうがいいものは?」

といったことをよく聞かれます。

そこで今回は「子どもには食べさせたくない市販のお菓子3つ」について私なりの意見を述べてみたいと思います。

【子どもに食べさせたくない市販のお菓子①】スナック菓子

子どもが大好きなスナック菓子。じゃがいもを細長く成形したもの、フライ麺風のものなど、ほとんどが「黄金トリオ」を使って作られています。

編集部よりお知らせ
ニュースの「その先」を、あなたに...ニューズウィーク日本版、noteで定期購読を開始
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

プーチン氏、ハンガリー首相と電話会談 米ロ首脳会談

ビジネス

HSBC、金価格予想を上方修正 26年に5000ド

ビジネス

英中銀ピル氏、利下げは緩やかなペースで 物価圧力を

ワールド

米ロ首脳会談、2週間以内に実現も 多くの調整必要=
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口減少を補うか
  • 2
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 3
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 4
    間取り図に「謎の空間」...封印されたスペースの正体…
  • 5
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 6
    【クイズ】サッカー男子日本代表...FIFAランキングの…
  • 7
    疲れたとき「心身ともにゆっくり休む」は逆効果?...…
  • 8
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 9
    ホワイトカラーの62%が「ブルーカラーに転職」を検討…
  • 10
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 4
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 9
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 10
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中