リーダーこそ「自分にやさしく」...食生活の人間関係への影響、休み上手の4法則を知る
不健康な食事は翌日のパフォーマンスを低下させる
では、仕事の時間外での食事は、どうでしょうか。メンバーや同僚が見ていないから、職場の人間関係に影響を及ぼさないと思うかもしれません。
これが違うのです。仕事の時間外の食事も、職場の人間関係に影響を及ぼす証拠が出てきています。
ある研究によれば、仕事のあとに不健康な食事をとると、翌日、自分の殻に閉じこもりがちになっていることがわかりました。不健康な食事の悪影響は、翌日、すぐに職場で現れていたのです。
仕事のあとの不健康な食事とは、次の4つが代表例です。
①仕事のあとに、ジャンクフードを食べすぎた。
②仕事のあとに不健康なお菓子を食べすぎた。
③仕事のあとに食べすぎ、そして飲みすぎた。
④夜、寝る前にお菓子を食べた。
どれも、やってしまいそうな食生活ですよね。こうした不健康な食事をとってしまうと、その翌朝、お腹の調子がよくないなどの、身体症状として現れやすいのです。
ここまでは、そうだろうな、と思いますが、ダメージはそれだけではなかったのです。「あー、食べすぎたぁ。あんなに食べなければよかった」と、罪悪感も覚えてしまうのです。
不健康な食事をとると、体だけでなく、心のダメージをくらうという、文字通りダブルパンチを受けてしまうのです。
その結果、その日のパフォーマンスは低下。さらには、周りのメンバーをサポートすることも減り、自分の殻にひきこもりがちになっていました。こうした行動は、リーダーとして致命的です。
新田さんは何を食べるかが、すぐ翌日の仕事のパフォーマンスに直結することを知り、規律ある食生活をしようと、気持ちを新たにしました。少なくとも、不健康なスナックやファーストフードは封印することにしました。