最新記事
聞く

銀座のママが断言!場の空気を一瞬で悪くする「絶対NGの3K話」とは?

2025年2月4日(火)17時08分
伊藤 由美(銀座「クラブ由美」オーナー)*PRESIDENT Onlineからの転載

デキる人は「ものごとの裏側」を意識できる

人は「他者、とくに自分と同等だと思っていた近しい人が、自分が欲しかったものを、自分より先に手に入れたとき」、とくにうらやみや妬(ねた)みなどのネガティブ感情を抱きやすいのだそうです。

同じ職場で同じ仕事に携わっていた同僚が、自分より先に大きな成果を上げた。自分だって

同じくらい仕事がデキる、いや本音では「自分のほうがデキる」と思っていた。なのに先を越されてしまった。

何だよ、実はオレのほうがアイツより仕事がデキなかったのか。情けない──。

こんなふうに推移する心中には、なかなか「おめでとう」という心からの祝福の気持ちが生まれてくる余地がなくなってしまうのでしょう。


仕事柄、数多くの成功者と呼ばれる人たちに接してきましたが、その方々に共通しているのは「ものごとの裏側に意識を向けられる」ということです。

仕事で大きな実績を上げた同僚が手にした「成功と評価」という結果だけに目を向けると、「うらやましい」「なんでアイツが」といった感情ばかりが湧き出てしまう恐れがあります。

でも、その成功の裏側に意識を向けてみると、どうでしょうか。そこには自分が知らなかった努力や苦労、我慢や痛みなどが存在しているかもしれません。運のよさだけではなし得なかった成功の本当の理由が見えてくるかもしれません。

「人の話を聴く」とはどういうことか

成功する人は、その陰で成功するだけの努力を積み重ねています。しかしうらやみだけで見ると、どうしてもこの部分に目がいかないのでしょう。成功者をうらやみ、卑屈になるだけでは、自分は一歩も前進できません。

それよりも嫉妬を敬意に変えて、その人が果たした成功へのプロセスから何かを学び、自分を高めるための糧にするというマインドチェンジを心がけたいものです。

見事な成功を手にした人の、表面的な成功という事実にただ嫉妬するのか、成功の裏側に意識を向けて敬意を払うのか。その心持ちひとつで自分自身の生き方や考え方は大きく変わってくるはずです。

ひとつ質問です。


Aさん「私の話、ちゃんと聞いてる?」
Bさん「大きな声を出さなくたって聞こえてるって」

さて、BさんはAさんの話を聞いているでしょうか。

答えは「NO」です。理由はもうおわかりですね。

そう「聞こえているけれど、聞いていない」からです。もっと言えば「聴いていない」からです。ここで重要なのは「聞く・聴く」と「聞こえている」とでは、その意味合いが大きく異なるということです。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米ISM製造業景気指数、4月48.7 関税の影響で

ワールド

トランプ氏、ウォルツ大統領補佐官解任へ=関係筋

ビジネス

物言う株主サード・ポイント、USスチール株保有 日

ビジネス

マクドナルド、世界の四半期既存店売上高が予想外の減
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 5
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 6
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 7
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 8
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 9
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 10
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中