- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- ヒラリーとイヴァンカが巻き込まれたフェイク登記騒動
ヒラリーとイヴァンカが巻き込まれたフェイク登記騒動
そこでジャーナリストは、登記簿の裏面を閲覧したところ、そこには必要な「公証人の署名捺印」が全くされていませんでした。つまりは、登記簿は全くのニセモノだということです。告発を受けたニューヨーク市は、すぐにこの登記をキャンセルしました。ですが「登記申請への審査の厳格化キャンペーン」が行われていた期間に発生した事件ということで、市役所は評判を落とした格好です。
この事件ですが、政治的背景があるとすれば、この2人にイタズラを仕掛けるというのは、右派の可能性も左派の可能性もあります。イヴァンカ氏を裏切り者と考えるトランプ派かもしれないし、クリントン氏を保守と考えて憎む民主党左派系かもしれないわけで、どちらであっても不思議はなく、大した意味もなさそうです。
それ以前の問題として、登記官が何も考えずに機械的に登記処理をしていたというのは、あまりにもお粗末であり、市政への批判に発展するかもしれません。
【関連記事】
都知事選の候補者は東京の2つの課題から逃げるな
新型コロナ変異株「フラート」が感染拡大中...今夏は「爆発と強さ」に要警戒
アマゾンに飛びます
2025年12月16日号(12月9日発売)は「ジョン・レノン暗殺の真実」特集。衝撃の事件から45年、暗殺犯が日本人ジャーナリストに語った「真相」 文・青木冨貴子
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
サッカーをフットボールと呼ばせたいトランプの執念 2025.12.10
ベネズエラ船撃沈事件に揺れるペンタゴン 2025.12.03
意外にも「友好的」だったトランプ・マムダニ会談 2025.11.26
アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性 2025.11.19
マムダニ新NY市長の左派政策、日本への影響は? 2025.11.12
NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショックの行方は? 2025.11.05
高市早苗新首相と田原総一朗氏との浅からぬ因縁 2025.10.29






