「人間のライターはもう不要」? チャットGPTにロシアの記事を書かせてみた
チャットGPTはフリーズするときがある。熟考しながら、一字一字慎重に回答してくるときもある。
「君に名前はあるか?」と聞いたらフリーズして、20秒もたっただろうか、「私はチャットGPTと呼ばれるAIモデルです。名前を持つわけではありませんが、あなたが呼びたい名前があれば、それを使っても構いません」という回答が返ってきた。
自分を人間と想定することはチャットGPTの論理回路に埋め込まれていなかったのだろう。今では名前もすらすらと答えるようになった。
チャットGPTはデータ集めには適している。
例えば、「20年時点でのロシアの輸出における主要相手国のシェアを調べるのに、最も信頼できるソースのURLを教えて」と英語で聞くと、ロシア関税局などのURLを教えてくれて、これはばっちり。日本語では、「これを自分で調べろ」式の答えだった。
では、この質問はどうか?
「南千島(北方領土)は日本、ロシアのいずれに属するか?」。チャットGPTは、歴史的経緯、両国の立場をかいつまんで説明、その後「自分はAIモデルなので、領有権の判断はできません。外交交渉で解決してください」と逃げた。
チャットGPTは自分で物事を判断しないのかというと、そこは微妙だ。するときもあれば、しないときもある。例えば「ロシアは西欧、ビザンチン、ペルシャ、そのいずれの文明圏に最も近いか?」という質問をすると、きちんと答える。そして答えは日本語、英語でかなり違った。
日本語では、「ロシアは主に西欧・ビザンチン・東欧文化圏」と答える。一方で英語では、「1つを選べと言われるならビザンチン」とはっきり述べ、その理由を説明してきた。
つまり、物事を自分で判断したように見せることは、かなりできる。あるいは、その「判断」はどこかで見つけたものだろうか。
そこでどうやってデータを集めているのだろうと思い、「ロシアについて日本語で調べるのに最適なサイトを教えてください」と聞いたところ、在日ロシア大使館のものなど、ごくありきたりのものを教えてきた。しかしチャットGPTがそれだけで答えを書いているとは思えない。
安倍元首相ならトランプに助け舟を出す...正反対な石破首相はどうすべきか 2025.05.02
ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年の恨み」の正体 2025.05.01
日本史上初めての中国人の大量移住が始まる 2025.04.26
グリーンランドを地上げするトランプ、その真意は? 2025.04.08
領土は売買できるもの――「トランプ新世」の価値観に対応せよ 2025.03.28
アメリカの対中優位は揺るがないのか......「旧友」ジョセフ・ナイ教授との議論 2025.03.15
ウクライナ停戦は世界のパラダイムシフトを引き起こすのか 2025.02.28
-
「外資系」ITヘルプデスク「英語:中級以上」/ITコンサルティング
エイラシステム株式会社
- 東京都
- 年収400万円~650万円
- 正社員 / 契約社員
-
法人営業/担当顧客は小売店/急成長中!外資系プロ用電動工具メーカー
ミルウォーキーツール・ジャパン合同会社
- 東京都
- 年収500万円~600万円
- 正社員
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員
-
「人事」 給与計算・社会保険業務経験3年以上の方限定/クライアントは外資系メイン 英語活かしてスキルアップ
株式会社クロスヴィジョンインターナショナル
- 東京都
- 年収450万円~600万円
- 正社員