<医学誌に発表された症例報告によると、女性は血尿が出たため病院を受診したという。尿からは白血球や膿、血液、亜硝酸塩、大腸菌、モルガネラ属の細菌が検出された>

中国の病院を72歳の女性が受診したところ、体内から「野球ボール」ほどの大きさの塊が見つかった。発表された症例報告のCT写真を見ると、その塊の内部では「木の年輪」のような輪が層を成している様子も確認できる。

■【写真】こんな「巨大」なものが体内にあったとは...「CT写真」で女性の体内から見つかった「驚愕の症例」

医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に発表された症例報告によれば、この女性は胸部から下が30年にわたって麻痺しているというが、今回は血尿のため中国の病院を受診した。

病院で超音波検査が行われた結果、約6×8×9センチの巨大な楕円形をした膀胱結石があると判明した。ちなみに、野球ボールの直径は7センチ台前半だ。症例報告には、「腹部超音波検査で膀胱結石が見つかった」と書かれている。「身体検査では、軽度の圧痛と触知可能な腫瘤(しゅりゅう)が認められた」

またこの女性には、複数の膀胱憩室があることもわかった。膀胱憩室とは、膀胱の一部が外側に突出した状態のことで、内部は袋状になっている。

尿が濃縮すると、シュウ酸カルシウムや尿酸などのミネラルが結晶化し、膀胱内でボール状の塊になる。これが膀胱結石だ。膀胱が完全に空にならないと、残った尿が濃縮して結石の形成が促される。膀胱憩室に尿が溜まることによっても、同様の状態になる場合がある。

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