イラン「核兵器を追求せず」、大統領が国連演説 制裁巡り英仏独を非難

イランのペゼシュキアン大統領は24日、国連総会の一般討論演説で、イランには核兵器を製造する意図はないと述べた。9月24日撮影フ(2025年 ロイター/Jeenah Moon)
[国連 24日 ロイター] - イランのペゼシュキアン大統領は24日、国連総会の一般討論演説で、イランには核兵器を製造する意図はないと述べた。
ペゼシュキアン氏は「ここで改めて宣言する。イランはこれまで核爆弾の製造を求めたことはなく、今後も決して求めることはない。イランは核兵器を追求しない」と語った。
英仏独は8月28日、イランが2015年の核合意に違反しているとして制裁発動に向けた30日間のプロセスを開始。その期限が今月27日になるが、英仏独はイランが国連核査察団によるアクセス再開や米国との協議など複数の条件に応じれば最長6カ月間、期限を延長すると提案している。
ペゼシュキアン氏は、英仏独による措置は「違法」とし、「米国の意向に従って行われた」と非難。「英仏独は誠実さを反故にし、法的義務を回避した。イランの合法的な是正措置を重大な違反であるかのように見せようとしている」と述べた。