次期FRB議長に偏見ない人材を、一部候補者の強さに驚き=財務長官

ベセント米財務長官は24日、連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長候補選びで、10月第1週までに1回目の面談を終える考えを示した。9月15日撮影(2025年 ロイター/Violeta Santos Moura)
[ワシントン 24日 ロイター] - ベセント米財務長官は24日、連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長候補選びで、10月第1週までに1回目の面談を終える考えを示した。
ベセント長官はFOXビジネスの番組で、FRBを率いる上で「オープンマインドな」人材を求めていると語り、名前は明かさなかったものの、一部の候補者の強さに驚いていると語った。
FRBは先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを実施。しかし、パウエルFRB議長が追加利下げについて明確な手がかりを示していないことについて、最近の雇用統計の下方修正を踏まえると、FRBが年末までに1─1.50%ポイント利下げのシグナルを発しなかったことはサプライズと述べた。
ベセント長官は「国連と同様、(FRBに関し)われわれは多くの間違いや硬直性を目にしてきた。新しい血が流れ込むのは良いことだ」と述べた。
有力候補3-4人をトランプ大統領に提示する前に、2回目の面談を実施する計画とした上で、「オープンマインドで、過去を振り返らず、未来を見据えている人物」を求めているとした。