ロシア、5月のドローン生産が前月比16.9%の大幅増=シンクタンク

ロシアのドローン(無人機)生産は、5月に前月比で16.9%と大幅に増加した。政府に近いシンクタンク、マクロ経済分析・短期予測センター(CAMAC)が27日発表した。モスクワで展示された軍事用ドローンの資料写真。2023年12月撮影。提供写真(2025年 ロイター/Sputnik)
[モスクワ 27日 ロイター] - ロシアのドローン(無人機)生産は、5月に前月比で16.9%と大幅に増加した。政府に近いシンクタンク、マクロ経済分析・短期予測センター(CAMAC)が27日発表した。
プーチン大統領は4月、昨年はFPV(ファースト・パーソン・ビュー、一人称視点)ドローンと呼ばれ、精密な標的捕捉を目的とした軽量モデル約4000機を含め多種のドローンが150万機以上生産されたとし、ウクライナの最前線で戦う部隊にはさらに多くのドローンが必要だとして増産を求めていた。
CAMACによると、ドローン生産の過去5カ月間の月平均増加率は3.7%で、5月は2024年の平均月間生産量の1.6倍の増加となった。
ロシアはドローン対策としてレーザーベースの新システムを開発している。ウクライナのドローンがロシアに深く進入し、国内の石油貯蔵所、製油所、飛行場などの施設を頻繁に攻撃していることから特に重要になっているという。