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豪、中国軍機の豪軍ヘリ妨害を非難 「容認できない」

2024年05月07日(火)13時10分

 オーストラリアのマールズ国防相は5月6日、中国軍の戦闘機が4日に黄海上で飛行していた豪州軍のヘリコプターの周辺に照明弾を投下したと明らかにし、危険で「容認できない」行為だと非難した。1日、メルボルンで撮影(2024年 ロイター/Asanka Brendon Ratnayake)

Lewis Jackson Kirsty Needham

[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は7日、豪州軍兵士が中国軍によって国際空域で危険にさらされたとして、容認できないと表明した。

マールズ豪国防相は6日、中国軍の戦闘機が4日に黄海上で飛行していた豪州軍のヘリコプターの周辺に照明弾を投下したと明らかにした。中国軍のJ─10戦闘機が、対北朝鮮制裁実施の通常任務に当たっていた豪州軍のMH─60Rヘリコプターの上空や数百メートル前方に照明弾を投下したという。

アルバニージー首相はテレビのインタビューで、オーストラリアの抗議に対し、中国はまだ公式に回答していないと述べた。

「このような行動は容認できないと、はっきり明確に表明するためにこの問題を公表した」とし、中国の李強首相が来月オーストラリアを訪問することに言及。「議論の中でも、われわれの立場を明確にする」と語った。

ヘリは照明弾を回避した。豪国防省は負傷者は出なかったものの、航空機と乗員が危険にさらされたとした。

ロイター
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