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米製造業新規受注、7月は前月比1.3%減 航空機受注低迷が重し

2025年09月04日(木)01時56分

米商務省が3日発表した7月の製造業新規受注は前月比1.3%減少した。写真は米ボーイングの「737MAX」旅客機。ワシントン州の工場で2024年6月撮影(2025年 ロイター/Jennifer Buchanan/Pool via REUTERS)

[ワシントン 3日 ロイター] - 米商務省が3日発表した7月の製造業新規受注は前月比1.3%減少した。民間航空機の受注低迷が響いたものの、企業の設備投資は第3・四半期序盤に堅調な伸びを維持したもよう。ロイターがまとめたエコノミスト予想は1.4%減だった。

6月分は4.8%減で改定されなかった。

7月は前年同月比では3.5%増えた。

7月は民間航空機の受注が32.7%減少した。一方、自動車・同部品・トレーラーは1.9%、コンピューター・電子製品は0.5%、電気機器・家電・同部品は1.9%、機械は1.9%、それぞれ増加した。

企業の設備投資計画の指標とされる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は、当初発表から変わらず1.1%増加した。

コア資本財の出荷も、当初発表から変わらず0.7%増加した。

企業の設備投資は第2・四半期に堅調に増加し、国内総生産(GDP)の前期比3.3%増に寄与した。一方、輸入関税の引き上げは、製造業の足かせとなっている。ワシントンの連邦巡回区控訴裁判所が先月29日に下した、トランプ大統領の関税の大半が違法との判決もさらなる不確実性をもたらしている。

ロイター
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