ニュース速報
ワールド

日・EUなどとの貿易協定「解消」も、関税裁判敗訴なら=トランプ氏

2025年09月04日(木)04時05分

トランプ米大統領は3日、関税の合法性を巡る裁判で敗訴すれば、日本や欧州連合(EU)、韓国などとこれまでに締結した貿易協定を「解消」せざるを得なくなる可能性があるという認識を示した。ホワイトハウスで同日撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)

[ワシントン 3日 ロイター] - トランプ米大統領は3日、関税の合法性を巡る裁判で敗訴すれば、日本や欧州連合(EU)、韓国などとこれまでに締結した貿易協定を「解消」せざるを得なくなる可能性があるという認識を示した。

首都ワシントンの連邦巡回区控訴裁判所は8月29日、トランプ大統領の関税の大半が違法との判決を下した。

トランプ大統領はポーランドのナブロツキ大統領との会談冒頭で記者団に対し、控訴裁の判断を覆すよう連邦最高裁に上告する方針を示した上で、「米国には再び信じられないほど豊かになるチャンスがあると同時に、信じられないほど貧しくなる可能性がある」と述べた。

「この訴訟に勝てなければ、我が国は非常に大きな損害を被ることになるだろう」とした上で、EUとの「1兆ドル規模」の貿易協定について言及。「これらを解消しなければならなくなるだろう」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

インド政府がGST抜本改正を正式発表、数百品目の税

ワールド

ハマス、ガザ巡り包括的取引の用意あると表明 トラン

ワールド

トランプ氏、中国戦勝式典「素晴らしい」 米に言及な

ワールド

ハーバード大への助成金停止は違法、米地裁が政権に再
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 2
    「見せびらかし...」ベッカム長男夫妻、家族とのヨットバカンスに不参加も「価格5倍」の豪華ヨットで2日後同じ寄港地に
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    Z世代の幸福度は、実はとても低い...国際研究が彼ら…
  • 5
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 6
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 7
    【クイズ】世界で2番目に「農産物の輸出額」が多い「…
  • 8
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 9
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 5
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 8
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 9
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中