米CPI、12月は2.9%上昇に加速 コアは鈍化し物価上昇圧力緩和の兆候
米労働省が15日発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年比2.9%上昇した。写真は2022年8月、米ワシントンDCで撮影(2025年 ロイター/Sarah Silbiger)
[ワシントン 15日 ロイター] - 米労働省が15日発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年比2.9%上昇した。伸びは前月の2.7%から加速し、7月以来の大幅な伸びを記録した。年内の米利下げ回数が当初見込まれていたよりも減少するという見通しを裏付ける内容となった。
前月比は0.4%上昇した。11月の0.3%上昇から加速し、3月以来9カ月ぶりの大幅な伸びとなった。
エネルギーは2.6%上昇し、CPI全体の伸びの40%超を占めた。ガソリン価格の4.4%上昇に押し上げられた。
食品も0.3%上昇した。
市場予想は前年比2.9%上昇、前月比0.3%上昇だった
BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サール・グアティエリ氏は「米連邦準備理事会(FRB)のインフレ抑制に向けた仕事は残っており、それが制約的な金利をより緩やかなペースで引き下げる計画にシフトした理由だ」と指摘。月内の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「現状維持」となった後、トランプ次期政権が実施する可能性のある「関税のインフレへの転嫁が明確になるまで、利下げは再開されない可能性がある」という見通しを示した。
変動の大きい食品とエネルギー成分を除くコアCPIは、前年比3.2%上昇、前月比0.2%上昇した。伸びはともに11月の3.3%上昇、0.3%上昇から鈍化し、物価上昇圧力が緩和されつつある兆候を示唆した。
これを受け、金融市場では6月の利下げ観測が強まった。
ただ、注目されている家賃は0.3%上昇し、11月の0.2%上昇から伸びが加速。帰属家賃(OER)も0.3%上昇した。
航空運賃は3.9%、中古車・トラックも1.2%それぞれ上昇した。
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