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豪住宅価格は6月も最高更新、利下げ効果で5カ月連続上昇=コタリティ

2025年07月01日(火)12時25分

6月のオーストラリアの住宅価格は、住宅供給不足の中、これまでの利下げとさらなる利下げへの期待が買い手の需要を押し上げ、過去最高を更新した。写真はシドニーのビジネス街。4月に撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)

[シドニー 1日 ロイター] - 6月のオーストラリアの住宅価格は、住宅供給不足の中、これまでの利下げとさらなる利下げへの期待が買い手の需要を押し上げ、過去最高を更新した。

不動産コンサルタント会社コタリティ(旧コアロジック)が公表した全国住宅価格は前月比0.6%上昇し、過去最高の83万7586豪ドルとなった。昨年11月から今年1月にかけて緩やかに下落した後、5カ月連続で上昇した。

各都市の上昇率はけん引役となったパースの0.8%に続き、ブリスベンが0.7%、シドニーが0.6%。ホバートは州都で唯一0.2%の下落を記録した。

コタリティの調査ディレクター、ティム・ローレス氏は、金利低下が住宅価格回復の明確なきっかけとなっていると指摘。「2月に行われた最初の利下げが明確な転換点だった。5月の追加利下げと、年内のさらなる利下げに対する確信の強まりでセンチメントがさらに高まり、価格が押し上げられている」と述べた。

豪住宅価格は過去5年間で40%上昇しており、ロイターのエコノミスト調査によると、今後3年も年4─5%ずつ着実に上昇すると見込まれている。

ロイター
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