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米P&G、通期コア利益見通し上方修正 堅調な需要やコスト低減で

2024年04月20日(土)05時44分

米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は19日、2023―24会計年度の1株当たりの調整後コア利益見通しを前期比10─11%増とし、増加幅を従来の8─9%から上方修正した。2021年5月撮影(2024年 ロイター/Timothy Aeppel/File Photo)

[19日 ロイター] - 米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は19日、2023―24会計年度の1株当たりの調整後コア利益見通しを前期比10─11%増とし、増加幅を従来の8─9%から上方修正した

原材料価格の低減や、米欧を中心に消費者が高額な洗剤「タイド」などの商品を引き続き購入されていることが追い風になるとした。

また、原材料費の低減による税引き後利益の押し上げ効果を約9億ドルとし、従来の8億ドルから引き上げた。

同時に発表した第3・四半期決算(24年1―3月期)の1株当たり利益(特別項目を除く)は1.52ドルで、予想の1.41ドルを上回った。原材料価格が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)時のピークから下落したのが寄与した。

純売上高は202億ドルと、前年同期の200億7000万ドルから増加。LSEGデータによる市場予想の204億1000万ドルには届かなかった。

販売数量は全体的に横ばいだったが、平均価格は製品カテゴリー全体で3%上昇した。

アンドレ・シュルテン最高財務責任者(CFO)は電話会見で米国での販売量が約3%増えたと説明し、消費者がP&Gの商品からプライベートブランド(PB)商品へ切り替える動きは広がっていないとの認識を示した。

ロイター
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