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規制当局の国際協力に高いハードル=英中銀副総裁
2016年10月24日(月)19時53分
10月24日、イングランド銀行のシャフィク副総裁(写真)は、銀行融資が急拡大しリスクが高まっているが、各国の金融規制当局による協力は容易ではないとの見解を明らかにした。ロンドンで9月撮影(2016年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 24日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のシャフィク副総裁は24日、銀行融資が急拡大しリスクが高まっているが、各国の金融規制当局による協力は容易ではないとの見解を明らかにした。
香港で行われた英中銀、国際通貨基金(IMF)、香港金融当局主催の会議での発言が明らかになった。
副総裁は規制当局が国内銀行の貸し出しを管理することができても、外国銀行が金融危機のリスクを高める可能性があるとの見方を示した上で、当局は国際協力に消極的と指摘した。
「グローバル化による利益の分配に偏りがあるため、国際協力に対し懐疑的な見方が強まった」と述べた。
英中銀の調査によると、国内の融資の伸びは緩やかでも海外で貸し出しが急拡大すれば、海外向け融資や資産価格の上昇、外国銀行の危機の波及を通じて金融が不安定化するリスクが高まるという。
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