World Voice

ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々

新町智哉|ミャンマー

ミャンマー語とエンターテインメント

ミャンマー語ってカッコよさと可愛さがある不思議な文字だと思います。

皆さん今日は。

ミャンマーでエンターテインメント、新町です。
World Voice毎日投稿チャレンジ継続中です。
良かったら他の投稿も覗いてみてください。
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/shimmachi/

今さらなんだと思うかもしれませんが、毎日偉そうにミャンマーの事を語っている私はミャンマー語が話せません。
これまでず~っと通訳さん100%で仕事してきました。
(いままで幾度となく私のわかりにくい日本語のニュアンスを一生懸命通訳してくれていた全ての通訳さんにこの場を借りてお礼を申し上げます。)

全く話せないのかと言われれば、勿論ゼロではありません。
なんちゃって英語も駆使しながら1人で家から出かけてタクシーに乗って行先を伝えて買い物をして帰ってくるくらいは特に困らずにできます。

これはもはや言葉の問題というよりは慣れですね。
ハートトゥハートだと思います。
(すぐこの言葉に逃げます)
因みにミャンマー語の歌は何曲か歌えます。
歌に載せる方が発音の問題とかをクリアしやすいので簡単な気がしてます。

そんな私ではありますが、エンターテイナーの1人として、ミャンマーの人には喜んでいただきたいというのは常に考えています。
一大スペクタクル的なこともいつかはしたいと思いますし、大きな事、派手な事も好きですが、小さなこと、地味かもしれないけど、多くの人ではなくても喜んでもらえるエンタメだって機会があればやってきました。

地元のイベントでちょっとした余興をやるとかです。
歌を披露させてもらったという事もやってきましたが、今日はまたそういうのとはちょっと違った活動の話をしたいと思います。

「フリーマーケットの会場にあるステージで何かやって欲しい」
ここで最初の画像の話になります。
これは、とあるフリーマーケットのチラシというか宣伝用の画像なのです。
このイベントはヤンゴン少し郊外のローカルなショッピングモールの祭事場などでやるフリーマーケットなんですが、何とも言えないローカル感があります。

何と言ったらいいんでしょうか、決して洗練されていないステージ(悪口ではありません)
そしていつも盛り上がりの最高潮を見せるのはラッキードロー(ミャンマーの人は大好きな景品くじのこと)
決して華やかで凄いというショーではないんですが、沢山の地元の人が集まり、みんな凄く楽しそうなのです。

正直こういうところなら日本人が日本人っぽく出て行くだけで喜んでもらえる感があります。
主催団体もミャンマージャパンSEDAという日本帰りのミャンマーの人たちが立ち上げたNGOの方々がやっている団体で、日本的な事が様々に取り上げられているイベントです。
とはいえ、凄く予算があってというところでもないので、毎回そんな中でありながらも趣向をこらしてステージを盛り上げようとされていました。

それならばと。
一肌脱ぎましょうという事で最終的にこうなりました。

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なんだそりゃと思われる方がほとんどだとは思いますが、何とかついて来てください。
殺陣(たて)と言えば聞こえはいいですが、まあチャンバラを披露したと思っていただければ。
実は私、俳優を目指していた事もありまして、とはいえプロの方に殺陣の指導を本格的にしてもらったことなどはないあくまでなんちゃってではあります。
そんな中でも好きな事、面白そうな事はやる方で、高校の演劇部の時に自分たちで殺陣を作って舞台で披露したりもしました。

そんな経験がまさか、遠く離れたミャンマーで活きることになるとは。
人生何が起こるかわからないものです。
この写真に写っているのは左から、
・弊社インターンの大学生
運動神経は良いが殺陣未経験。
・その友達の別会社インターン生
剣道有段者ではあるが殺陣未経験
・そして野武士
の三人です。

この時何故私が野武士みたいな頭していたのかはまた別の機会にお話ししますが、この3人で協力して殺陣を披露したのですが。
結果は超大好評でした。
写真の真ん中で曲者感満載な彼は調子に乗って他のステージの演者の女の子に声をかけまくるくらい大好評だったようです。
(こう見えてイケイケな彼です。いいヤツです)

真ん中の彼は剣道着をミャンマーまで持ってきていたのでそれを着て来てもらったのですが、私と弊社インターンの衣装ですが、実はこっちでミャンマーのデザイナーさんに作ってもらいました。
実はこういうのは初めてでは無くて、何度もやっている内に「衣装本格的だと面白いよね」と思って作ったりしたのです。
勿論会社の経費で(笑)

しかもインターン生には、るろうに剣心スタイルをやらせるという日本のアニメに乗っかるあざとさ全開です。
ここまでやれば、いわゆる出オチは完成です。
後はそのハッタリをどこまで押し切るかというところで殺陣の構成を考えてやりました。

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感謝状の授与式。こういうのも地元のイベントっぽいですね。

こんな形で地元密着型のイベントに暇を持て余した?インターン生も巻き込みながら参加したりもしていました。
今日はミャンマー語がペラペラではなくても楽しむ気持ち、楽しませる気持ちがあればエンタメは披露出来るということを私が実際にやってきた経験からお伝えさせていただきました。
決してレベルは高くない事ですが、楽しむために色々と工夫をこらしたイベントです。
そして、こういう活動はとても大事で、その後の私の様々な活動に活きてくることになります。
それはまたまたいつか、何かの機会にでもお話できればと思っていますのでお楽しみに。

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いよいしょ~!!


それではまた明日。

 

Profile

著者プロフィール
新町智哉

映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。

Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
note:https://note.com/tomoyaan

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