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ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方...勝利のカギは「精密大量攻撃」に

THE DRONE REVOLUTION

2026年2月17日(火)18時24分
フランツシュテファン・ガディ (英国際戦略研究所上級研究員)

これは戦費における革命だ。ウクライナは当初、高性能の通常兵器を欧米諸国から支援してもらうのに苦労していたが、今は毎月数千機のドローンを投入して、ドローンによる消耗戦を展開している。

この新しい戦いで重要になるのは、個々の兵器(ドローン)の性能ではなく、一定水準の兵器を戦場全体に同時に大量に展開することから生み出される数の力だ。


それよりも高空で展開される有人の戦闘機や航空機は、数が限られる貴重な軍事資産だが、今は使い捨て可能な大量のドローンが戦争の主役になっている。

伝統的な戦闘論は時代遅れに

これと同じくらい今後も長く影響を及ぼしそうなのは、安価なドローンが大量に展開される低高度空域が、独立した新たな空域と見なされるようになってきたことだ。もはや、それよりも上の高度で有人機が制空権を確立したからといって、その下の空域の制空権も握れるとは限らない。

従来型のヘリコプターなら、戦闘機で簡単に撃ち落とせるかもしれないが、ドローンスウォームを一掃することはできない。そんなことをしようとすれば、高価な有人機の兵器をたちまち消耗させることになる。

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