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イランの体制転換は秒読み? イラン国民が「打倒ハメネイ」で団結、怒りの連鎖が止まらない理由

The Wave of Protests in Iran

2026年1月14日(水)18時30分
サイード・ゴルカー(米NPO反核イラン連合上級顧問、テネシー大学チャタヌーガ校准教授)、ジェイソン・ブロツキー(反核イラン連合理事、中東問題研究所研究員)

もう1つの相違点は、中東でのイランの立ち位置だ。22年当時、イランは中東全域に同盟勢力のネットワークを維持しており、核開発計画も「盾」として機能していた。だが現在は、シリアのアサド政権を含むかつての盟友の一部が権力を失ったり弱体化している。さらに昨年のイスラエルとアメリカによる軍事攻撃によって、核計画も深刻な打撃を被っている。

こうした違いにもかかわらず、最高指導者アリ・ハメネイは相変わらずおなじみの手法──体制の不備を一部認めつつ、外国への責任転嫁と挑発を織り交ぜる──で民衆を抑え込もうとしている。彼は1月3日の演説で、デモ隊の経済的要求は「正当」なものだとして国民の不満に理解を示した。22年当時、アミニの死去に「深く心を痛めた」と語ったのと同じように。


だがどちらの場合も陰謀論に話をすり替え、抗議活動を西側が仕掛けた戦争と位置付けた。22年も26年も変わらず、人々はハメネイの演説を聞いた後でデモに繰り出した。

スローガンの変化は注目に値する。「女性・命・自由」は今も抗議活動の象徴だが、25年後半から「国王万歳」「国王が帰ってくる」といった声が響くようになったのだ。

スローガンは亡命したレザ・パーレビ元皇太子の帰還を公然と求め、王政復活への期待が再燃したことを示す。22年の抗議デモが主に人権擁護を訴えたことを思えば、非常に大きな方向転換だ。

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