「素人のアダルト動画を見て育てば、子どもが『自分も...』と錯覚する」石井光太が教育現場で見たもの
大人には想像もつかない、今の子どもたちの暴力・いじめの現状を取材したノンフィクション作家の石井光太 写真:宮本信義
<増え続ける校内暴力・いじめ。今や子どもが加害者となる性犯罪も珍しくないが、それはなぜか。大人が知らないその現状と処方箋を、ノンフィクション作家の石井光太に聞いた>
「子どもたち同士のトラブルが大小問わず起きています。そしてその数だけ、 加害児の保護者も巻き込まれ、わが子への対応に頭を悩ませている現実があります。
現在の日本の小中高校で、子どもたちによる暴力行為が右肩上がりに増加しているのをご存じでしょうか」(『はじめに』より)
文部科学省の今年10月の発表によれば、校内で起きた暴力行為の発生件数は12.8万件。前年度と比べると18.2%増加している。10年前と比べれば、なんと130%以上の増加率である。
『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』『ルポ 誰が国語力を殺すのか』などで知られるノンフィクション作家、石井光太さんの新刊『傷つけ合う子どもたち――大人の知らない、加害と被害』(CEメディアハウス)は、子どもたちがなぜトラブルを起こしてしまうのか、加害者になってしまうのかにフォーカスを当てた1冊だ。
子どもの間での「いじめ」と聞くと、大人たちは集団で無視したり学用品を隠したりといったことを思い浮かべがちだ。しかし今は、目に見える形でのいじめは少数派だと、石井さんは説明する。

「僕の世代では葬式ごっこなどがありましたが、今の子どもたちはそのようないじめはしません。それは大人側が『こういうことはしてはいけない』と子どもたちに言い過ぎたことで、子どもたちも『これをしたら怒られるからやめておこう』と肝に銘じているからです。
でも人間関係のいさかいは抑制できるものではないので、より巧妙な形でいじめが生まれていきます。例えば、SNSに誰かが書いた『今日ワロタ』みたいなひと言に対して、クラスメイトが『俺も』『WWW』『それな!』と次々に賛同していく。
一見するといじめには見えないし、むしろ共感が広がっているように見えるかもしれない。でも、それらの言葉の底にあるのは悪意であり、共感は悪意の拡散です。当然、笑いの対象にされた子どもは傷つく」
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