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【徹底解説】エプスタイン事件とは何なのか?...トランプが「顧客リスト」を公開できない理由、元米大統領も関与か

The Irresistible Whiff of Pedophilia

2025年8月5日(火)16時40分
グレン・カール(本誌コラムニスト、元CIA工作員)

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トランプに忠実なボンディ司法長官(中央)は曖昧な発言で混乱を助長した AP/AFLO

捜査が進むにつれ、島を訪れた人の中に多くの著名人がいたことが分かった。ハーバード大学名誉教授でセレブ弁護士のアラン・ダーショウィッツ、ビル・クリントン元米大統領、英チャールズ国王の弟アンドルー王子などだ。

「マッサージを受けただけで、下着は脱いでいない」というダーショウィッツの弁解は、すっかり有名になった。


アンドルー王子は、応対した女性の1人が王子は汗をかいていたと証言したのに対し、自分はフォークランド紛争中に「アドレナリンを過剰摂取したため」に汗をかけなくなっていると反論。だから、その女性と一緒にいたはずはないと自己弁護した。

トランプはエプスタインとは親しい友人だった。当時のトランプはカジノ業を手がける道楽好きな実業家で、「自分の女たち」についてあちこちで自慢げに話す男だった。

エプスタインはいい友人であり、「彼も私と同じくらい美女が好きだ。しかも若いのが」と語っていた。

エプスタインは08年に逮捕されたが、司法取引に応じて1件の買春罪のみを認め、13カ月の禁錮刑で済んだ。刑が軽かったのは、彼の「顧客リスト」が多くの権力者を巻き込む恐れがあったからだとみる人もいた。

陰謀論者(多くはMAGA派)は、「ディープステート(影の政府)」やエリート層がエプスタインの堕落した性犯罪に関与していた証拠だと受け止めた。

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