真昼の猛暑に犬を散歩させた結果...秒で後悔したその姿に爆笑の声

「熱中症は、体温が華氏104度（摂氏40度）以上の危険なレベルに達したときに発生しますが、実際にはそれに至る前から動物はすでに苦しみ始めています」と、プロのドッグトレーナーであり行動学者でもあるアニー＝メイ・レヴィ氏（Woofz by nove8所属）は本誌に語った。

レヴィ氏によれば、熱ストレスの兆候は急速に進行し、激しいパンティング（あえぎ呼吸）、極度の倦怠感、脱力、よだれ、嘔吐、めまい、心拍の異常な上昇、さらには発作や反応の消失といった症状が現れるという。

「悪化するのに数分しかかかりません。ペット、野良動物、野生動物のいずれであっても、知識と配慮が生死を分ける可能性があります」とレヴィ氏は警鐘を鳴らした。

熱中症を防ぐために、彼女は以下のような対策を勧めている：

「気温が上がる日中は室内で過ごし、散歩は早朝や日が沈んでからにしましょう。また、芝を刈らないことで野生動物の避暑スペースを確保できます」

さらに、動物を車内に放置することの危険性も強調した。

「エアコンが切れた車内はあっという間にサウナ状態になります。わずか数分でも命取りです」とレヴィ氏は警告する。

室内で過ごす犬には、冷却ベストやクールマット、扇風機などの使用を推奨。また、犬種や年齢、体重によって耐暑性は大きく異なるとも述べた。

「短頭種（鼻が短く、顔が平らな犬種）は特に熱中症になりやすい傾向があります。高齢犬や肥満傾向のある犬もリスクが高いため、より一層の注意が必要です」