15歳の老犬、ひとり路上に...涙の再会で「ママ」のもとへ帰るまで

ヨーダーさんがこの犬の動画をTikTokに投稿すると、すぐに拡散され、わずか数日で39万以上の再生回数と9万を超える「いいね」を獲得した。年老いた犬の悲しげな表情に、多くの視聴者が胸を痛めた。

この反響により、複数の里親希望者や保護団体が名乗りを上げ、ヨーダーさんのもとに支援の申し出が殺到。「多くの人が、この犬の中にある静かな可能性を見出してくれたことに、希望と感謝の気持ちで胸がいっぱいです」と語る。

しかし、さらに驚くべき展開があった。なんと、この犬の元の飼い主が現れ、「家からいなくなってしまった」と語り、迎えに来たのだ。施設側は新しい飼い主に引き渡す提案をしたが、飼い主はそれを断り、犬も再会の際には「母親を見て泣いた」という。

「彼の脆さを目の当たりにしていたので、手放すのはつらいですが、彼が愛に包まれていることを願います。ふかふかのベッドで、優しい手に撫でられ、老犬として穏やかな日々を過ごせますように」とヨーダーさんは述べた。

「犬の愛には限界がありません。彼が今、馴染みのある愛ある家で幸せに過ごしていることを願います。彼の物語は、保護施設で出会う無数の道の1つを象徴しています。再会に終わるものもあれば、救出に終わるものもあり、時には間に合わないこともある」