米クリーブランド連銀総裁、今後数カ月の金利据え置き示唆=WSJ
米クリーブランド地区連銀のハマック総裁。11月6日、ニューヨークで撮影。REUTERS/Brendan McDermid
[21日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は、連邦準備理事会(FRB)が過去3回の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを実施したことを受け、今後数カ月は金利を変更する必要はないとの見方を示した。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が18日に収録したポッドキャストのインタビューを21日に報じた。
ハマック氏は労働市場の脆弱性よりも高水準のインフレ率を懸念しており、最近の利下げに反対の立場だったという。
同氏は少なくとも来春まで政策金利を変更する必要はないと述べ、それまでにはサプライチェーン(供給網)でトランプ政権の関税措置の消化が進み、最近のモノのインフレが減速するかをより適切に見極めることができるようになるとした。
11月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年比2.7%だったことについては、データのゆがみによって実際より低い数字になった可能性があると指摘。
「インフレ率が目標まで低下するか、あるいは雇用がより顕著に弱まるか、いずれかの証拠がより明確になるまで、しばらくはこの水準で据え置くというのが私の基本シナリオだ」と語った。
ハマック氏は来年のFOMCで投票権を持つ。





