イスラエル軍は危険探知のための盾として常にパレスチナ人を連れている――将校証言
Israeli Officer Says 'Nearly Every' IDF Platoon Has Used Palestinians as Human Shields in Gaza
イスラエルの反占領団体「ブレーキング・ザ・サイレンス」のナダブ・ワイマン代表は、「これらは突出した事例ではなく、体系的な腐敗と恐ろしい道徳的崩壊を示している」と述べた。
イスラエル当局は、住宅や病院、その他の民間インフラへの攻撃を「ハマスがパレスチナの民間人を人間の盾として利用している」と主張して正当化することが多い。しかし、イスラエル軍が拘束したパレスチナ人を人間の盾として使ってきたことは、今回のガザ侵攻以前から長年指摘されてきた。
イスラエルの人権団体「ベツェレム」によると、「イスラエル軍は長年、パレスチナ人に軍事活動を強制し、命を危険にさらす『人間の盾』として利用する方針を公に実施してきた。パレスチナ人は道路上の不審物の撤去や、他のパレスチナ人への投降の呼びかけ、銃撃時の物理的な盾などに利用された」とされる。「ほとんどの場合、誰も責任を問われていない」と、同団体は指摘している。
今年初め、匿名のイスラエル軍将校が『ハアレツ』紙に寄稿し、「ガザでは1日に少なくとも6回、イスラエル兵が人間の盾を使用している」と明かした。「現在、ほぼ全ての小隊が『シャウィシュ』(人間の盾)を持っており、歩兵部隊は『シャウィシュ』が建物を確認するまで中に入らない」と述べた。