イスラエル軍は危険探知のための盾として常にパレスチナ人を連れている――将校証言

「中隊には4人、大隊には12人、旅団には少なくとも36人の『シャウィシュ』がいる。私たちは奴隷のサブアーミーを運用しているのだ」と、その将校は証言している。

APの報道に対し、イスラエル国防軍（IDF）は『エルサレム・ポスト』に対し、「詳細が提供されれば調査を行う」との立場を示した。

報道が出た背景には、イスラエルがガザ地区での大規模な地上侵攻と空爆を続けている状況がある。ガザでは数カ月に及ぶイスラエルの封鎖により、全住民が深刻な飢餓危機に直面している。

ロイター通信によると、日曜日にはイスラエル軍の攻撃でガザ全域で少なくとも23人のパレスチナ人が死亡した。その中には地元のジャーナリストや救助隊の幹部も含まれていた。数時間前には、ハーン・ユーニスの住宅が空爆され、ナセル病院の小児科医の10人の子どものうち9人が死亡、夫が重傷を負った。子供たちの遺体が運び込まれた病院では、母親が勤務中だったという。

国連のパレスチナ占領地特別報告者であるフランチェスカ・アルバネーゼは、この致命的な攻撃について「家族が集う住宅を狙う----新たな段階のジェノサイドにおける残虐なパターンだ」と述べている。