米政府、フィジー旅行の警戒レベル引き上げ――デング熱が流行
US Travel Warning for Popular Cruise Ship Destination
CDCは、デング熱を予防するには蚊に刺されないようにすることが一番だとし、以下のような予防策を呼びかけている。
●虫除け剤を使う。
●ゆったりした長袖のシャツとズボンを着用する。
●家の中とその周辺では、蚊に対する対策を取る。
●できるだけエアコンが効いている部屋やドアや窓に網戸が張られた室内に留まる。
●夜にエアコンや網戸がついた部屋を利用できない場合、または戸外で宿泊する場合は、蚊帳の中で寝る。
もし蚊に刺されたら「刺された場所をかいたりせず、副腎皮質ホルモンのヒドロコルチゾンが配合されたクリームか炎症を緩和するカラミンローションでかゆみを抑える」といいという。
ニュースサイトのフィジービレッジによると、フィジー保健省は2月下旬、今年に入って国内で2436件のデング熱の感染例が確認されたと発表した。
今回の流行拡大を招いたのは大雨と洪水だというのが保健省の見方だ。
世界保健機関(WHO)は昨年、ウェブサイト上で「デング熱は世界で年に100~400万人が感染するとみられ、世界の人口の半分が感染リスクにさらされている」との見解を示した。