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トランプ2.0

連邦政府職員を「ディープステート」として国民の敵に仕立てて粛清し、トランプが得るものとは

Deep State Fights Back Against Trump

2025年2月6日(木)16時34分
ジェームス・ビッカートン

「しかし」、と同職員は続ける。「現政権の狙いは裏目に出た。私も同僚も怒りで奮い立っており、最後まで辞職はしないと決意を固めている。この理不尽に立ち向かい、退役軍人のためにいい仕事を続けていきたい」

トランプの支持者たちは、連邦職員は高給だと指摘する。米社会保障局によれば、アメリカの平均給与額は6万6622ドル。これに対して本誌が2024年に分析したところでは、多くの連邦機関の平均給与額は10万ドルを超えている。

中でも最も給与が高いのが、金融業界の規制を担う米証券取引委員会(SEC)だ。人事局によれば、SECの平均給与額は21万3844ドル。職員の数は5000人弱だ。

一方、主な連邦機関の中で最も低給なのは米農務省。農務省の職員は9万2000人超で、平均給与額は年間8万6425ドルだという。

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