最新記事
アメリカ

ドジャース「ワールドシリーズ制覇」に沸くロサンゼルスで「暴動・略奪」発生...SNSに緊迫の現場映像

Mass looting breaks out in Los Angeles after Dodgers win World Series

2024年11月1日(金)20時48分
ジュリア・カルボナーロ

LAPDは後に、敵対的な群衆は8番街とブロードウェイが交差するあたりに移動し、さらにその後9番街とグランド通りが交差するあたりに移動したと報告した。彼らはXへの(前述の投稿とは)別の投稿の中で、オリンピック大通りとグランド通りのあたりでLAPDの警察官に向けて大きな石や瓶などの「さまざまな発射体」が投げつけられたとも明らかにした。LAPDはこの区域に追加の人員を配備して事態に対応していた。

祝賀イベントは安全かつ盛大にと市長

オリンピック大通りとフィゲロア通り、サンセット大通りとビン・スカリー通り、サンセット大通りとダグラス通り、および9番街とフラワー通りの交差地点を含む市内の複数の区域に、LAPDによって解散命令が出された。

ABC7の報道によれば、ロサンゼルスのカレン・バス市長は声明を出し、ドジャースの勝利を祝うなかでの暴力は許されないと次のように述べた。「現在LAPDは戦術的警戒態勢を取っており、地域社会や企業を守るための戦略的計画を開始している。積極的な人員配備と地域のパートナーとの協調戦略などを展開し、すべてのロサンゼルス市民が安全に(ドジャースの勝利を)祝うことができるようにしている」

ドジャースは10月30日にヤンキー・スタジアムで行われた試合で7対6でヤンキースに勝利し、4勝1敗の成績でワールドシリーズを制覇した。

ドジャースは11月1日にドジャー・スタジアムでチケット制のイベントを行い、またロサンゼルス中心街で優勝パレードを行う予定だ。バスは一連の祝賀行事について、市民の安全を守りつつ「盛大にドジャースを地元に歓迎する」ことを約束した。

ニューズウィーク日本版 豪ワーホリ残酷物語
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年9月9日号(9月2日発売)は「豪ワーホリ残酷物語」特集。円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代――オーストラリアで搾取される若者のリアル

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ安全保証、26カ国が部隊派遣確約 米国の

ビジネス

米ISM非製造業指数、8月は52.0に上昇 雇用は

ビジネス

米新規失業保険申請、予想以上に増加 労働市場の軟化

ワールド

ガザ市で退去命令に応じない住民が孤立 イスラエル軍
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...地球への衝突確率は? 監視と対策は十分か?
  • 2
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害」でも健康長寿な「100歳超えの人々」の秘密
  • 3
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 4
    「生きられない」と生後数日で手放された2本脚のダ…
  • 5
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 6
    【クイズ】世界で2番目に「農産物の輸出額」が多い「…
  • 7
    世論が望まぬ「石破おろし」で盛り上がる自民党...次…
  • 8
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接…
  • 9
    SNSで拡散されたトランプ死亡説、本人は完全否定する…
  • 10
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 5
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 6
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 9
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 10
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 9
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 10
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中