中国で「南京大虐殺」の追悼式典、習近平国家主席は欠席...高市首相への言及なし
中国江蘇省南京で13日、日中戦争中の1937年に起きた「南京大虐殺」の追悼式典が開かれた(2025年 ロイター)
中国江蘇省南京で13日、日中戦争中の1937年に起きた「南京大虐殺」の追悼式典が開かれた。台湾に関する高市早苗首相の国会答弁を巡り、日中間の緊張が高まる中での開催となったが、式典には習近平国家主席は出席しなかった。
南京市の「南京大虐殺記念館」で開かれた式典では、中国共産党の石泰峰・中央組織部長が演説し、「歴史は証明してきたし、これからも証明し続ける。軍国主義を復活させようとする試み、戦後の国際秩序に対する挑戦、世界の平和と安定を損なういかなる試みも、必ず失敗に終わる」と語った。高市氏への直接の言及はなかった。
中国は、南京大虐殺では旧日本軍によって30万人が殺害されたと主張。第2次世界大戦後、連合国軍はその数を14万2000人としたが、一部の保守的な日本の政治家や専門家は大虐殺が行われたこと自体を否定している。
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