最新記事
安全

公園で子供を遊ばせていた母親が「危険すぎる瞬間」を撮影...「命を救った」存在めぐりSNSで議論沸騰

Mom Films Kids Playing in Park, Captures Something Heart-Stopping Instead

2024年6月9日(日)13時30分
ルーシー・ノタラントニーオ
公園で遊ぶ子供の命を救ったもの

Makistock/Shutterstock

<キックボードで遊ぶ幼い子供たち。転倒して頭部を激しく地面に打ち付けた子供の命を救った存在の「重要性」が話題に>

ある母親が子供の動画を撮影中に、心臓が止まりそうになる瞬間を捉え、ネットで注目を集めている。動画には、公園でキックボードに乗って遊ぶ幼い子供2人が映っている。しかしカーブを曲がろうとした瞬間、1人の子供が派手に転倒。頭部を強く地面にぶつけてしまう。しかし、ヘルメットをかぶっていたおかげで、大けがには至らなかった。

■【動画】子供の命を守るために...公園で撮影された「衝撃の瞬間」に、SNSで議論が沸騰 「これを常に忘れるな」

「このヘルメットは、数え切れないほど子供たちの命を救ってくれた」と、動画を撮影したキンバリー・ヘンダーショットはキャプションに記し、ヘルメットが子供の安全に果たす重要な役割を強調した。

あるユーザーはコメント欄に、「ヘルメットは自転車のためだけのものではないことを再認識させてくれた」と投稿。ヘンダーショットはそれに対し、「その通り! 頭から落ちる可能性のあるものすべてに」と返答した。

自転車用ヘルメットは、頭部の外傷を防ぐために極めて重要な存在だ。予防可能なけがから子供を守ることを目指す非営利団体セーフ・キッズ・ワールドワイドによれば、適切にフィットしたヘルメットを着用することで、頭部外傷のリスクを少なくとも45%減らすことができるという。

同団体によると、自転車事故による子供の死亡率は2006〜2020年に35%減少した。しかし、それでも2020年の0~19歳の自転車事故による死亡者数は週平均2人、入院者数は150人だ。

子供が安全に自転車に乗るためのアドバイス

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、子供が安全に自転車に乗るために、以下のアドバイスを提供している。

1. 適切なサイズ:ヘルメットを子供の頭に乗せたときに、額の低い位置、眉毛の上指1~2本分上に来るようにする。サイドのストラップは、耳の下からやや手前に「V」字型になるようにする。バックルはぴったり合っていながらも、子供が口を大きく開けたときに心地よいものでなければならない。

2. ヘルメットのメンテナンス:ヘルメットに損傷がないか定期的に点検し、目に見える損傷がなくても、大きな衝撃が加わったら交換する。そうすることでヘルメットの保護機能を維持することができる。

3. 視認性:ヘルメットに反射ステッカーを貼り、特に暗いところで自動車のドライバーからの視認性を高める。

4. 自転車のサイズと状態:自転車のサイズは子供に合ったものにする。座ったときに子供の足が地面につくようにする。ブレーキ、タイヤ、チェーンを定期的に点検し、自転車が正常に作動することを確認する。

5. 監視下で乗る:幼い子どもは、少なくとも10歳になって交通の速度と距離を正確に判断できるようになるまでは、歩道や自転車専用道路を走り、車道は避ける。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

主要行の決算に注目、政府閉鎖でデータ不足の中=今週

ワールド

中国、レアアース規制報復巡り米を「偽善的」と非難 

ワールド

カタール政府職員が自動車事故で死亡、エジプトで=大

ワールド

米高裁、シカゴでの州兵配備認めず 地裁の一時差し止
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?
  • 3
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリカを「一人負け」の道に導く...中国は大笑い
  • 4
    メーガン妃の動画が「無神経」すぎる...ダイアナ妃を…
  • 5
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    連立離脱の公明党が高市自民党に感じた「かつてない…
  • 8
    筋肉が目覚める「6つの動作」とは?...スピードを制…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    サウジの伝統食「デーツ」がスーパーフードとして再…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 6
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿す…
  • 9
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 10
    トイレ練習中の2歳の娘が「被疑者」に...検察官の女…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中