最新記事
事件

台湾の電車内で、男が「ナイフを振り回す」衝撃映像...襲われた乗客たちが「果敢な反撃」でボコボコに

Video Shows Subway Passengers Wrestling Knife Attack Suspect

2024年5月24日(金)19時48分
ジョン・フェン
台湾の地下鉄

台北市の地下鉄駅(2022年) Hesther Ng / SOPA Images/Sipa US via Reuters

<周囲の乗客2人に刃物で切りつけ、乗客たちによって取り押さえられた男は、事件時には「とても気分が悪かった」と供述>

台湾中部の台中市を走る地下鉄の車内で男がナイフを振り回し、居合わせた乗客たちに取り押さえられる事件が起きた。当局によれば取り押さえられた男は、2人の乗客を「切りつけた」という。ナイフを手に突進してくる男を、周囲の乗客たちが果敢に押さえつけたり、殴りつけたりする衝撃的な現場の様子は携帯電話で撮影されており、SNSで拡散されている。

■【動画】台湾の地下鉄で、ナイフを手に「無差別」に襲い掛かる男...スマホ映像が捉えた「密室の恐怖」と、乗客の勇気ある反撃

容疑者は、「ハン」という名字だけが明らかにされた20歳の男で、その場で拘束されたと、台中市政府警察局は発表した。ハンと、被害に遭った17歳と27歳の男性乗客は、ナイフによる傷に関して治療を受けている。

複数の負傷者が出たのは、台中市内を走る地下鉄「台中メトロ」の車内でのこと。台中市政府消防局によると、同局には5月21日午前11時17分(現地時間)に通報が入った。文心桜花駅を出た車両が、市政府駅に到着した直後だった。

17歳の乗客は、胸、肩、腕を刺されて入院。27歳の乗客は、頬と顎に6インチほど(約15センチ)の切傷を負ったと、消防局は述べた。ハンは、右手の複数の指を切って治療を受けた。

3人目の被害者は軽傷で、入院の必要はなかった、と警察は発表した。

傘で身を守ろうとする人、顔から血を流す人も

目撃者の証言によると、ハンは地下鉄に乗り込むと、すぐさまカバンから中華包丁を取り出し、いちばん近くにいた乗客に襲いかかった。居合わせた乗客に包丁を取り上げられたが、果物ナイフでさらに切り付けた。

スマートフォンで車内を撮影した映像は、ソーシャルメディアのサイトで広く共有され、地元メディアでも大きく取り上げられた。そこには、茶色の上着を着てマスクを着けた男が映っている。目撃者たちは後に、この男が犯人だと確認した。

映像には、傘で身を守ろうとする男性や、容疑者ともみ合って顔から血を流しているように見える人物も映っている。容疑者はさらに、車両の反対側に固まっていた乗客たちのところに向かって行って攻撃したが、出入り口付近で取り押さえられた。

映像では、ドアに押し付けられ、ヘッドロックをかけられたハンの頭を、複数の乗客が握りこぶしで殴る様子が続く。映像には、1本の中華包丁と、少なくとも1本の果物ナイフが何度か映りこんでいたが、本誌は独自の検証はできなかった。

当局の発表によると、回収された刃物は合計3つだ。血痕の残る車内からは、果物ナイフがもう1本見つかった。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

クレディ・アグリコル、第4四半期は39%減益 一時

ワールド

台湾の追加防衛支出案、通過しなければ国際社会に誤解

ワールド

インド通貨、88.60─89.00ルピーまで上昇へ

ビジネス

UBS、第4四半期純利益56%増で予想上回る 自社
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 7
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 8
    最長45日も潜伏か...世界が警戒する「ニパウイルス」…
  • 9
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 10
    ICE射殺事件で見えたトランプ政権の「ほころび」――ア…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 8
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 9
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 10
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中