最新記事

プーチン

【動画】やはり重病?外交の舞台でプーチンが見せた酷い「症状」

Video of Putin's Constant Leg Movements Sparks More Health Speculation

2023年2月20日(月)16時19分
ブレンダン・コール

「盟友」ルカシェンコとの会談の場でプーチンはふざけていたのか?(写真は2021年9月) Mikhail Voskresensky/Kremlin/REUTERS

<ウクライナ侵攻以降、繰り返しプーチン重病説が流れているが、最近のベラルーシ大統領との会談の映像では、外交の舞台とは思えないほどの異常な震えが見て取れる>

もう何カ月も重病説が飛び交っているウラジーミル・プーチンの健康状態について、また疑わしい映像が公開された。、波紋が広がっている。映像はベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領と会談したときのもの。椅子に座ったプーチンが絶えず足を動かしている。その様子に対して、ジョークから健康不安説までさまざまな反応が寄せられた。

「モールス信号でも打っているのか?」(ロシアと戦争中のウクライナ内務大臣顧問アントン・ゲラシュチェンコ)

「『ロックンロールが好きだ!』と言いたいのさ」(ユーザー)

医学的に「何か問題があるようだ」(中欧のニュースメディア「ビシェグラード」)

ウクライナとロシアに関する最新情報を発信している人気のツイッター・ユーザーも、ルカシェンコとの会談中、プーチンは「足と腕を制御できなかった」とツイート。「この男は病気にかかっている。ロシアの敗戦が、彼の病状を悪化させることは間違いないだろう」

不治の病で死が間近?

もう一人のユーザーは、「映像が加工されているのではないかと疑う人のためにオリジナルの動画をアップする」と申し出た上、父親をパーキンソン病で失った、と言う。「父を介護した経験から、プーチンは重症の初期のように見えるが、皆さんの判断にお任せしたい。落ち着きがないのか、病気なのかはわからないが、世界の舞台では普通とはいえない行動だ」

パーキンソン病は、ジストニア、すなわち筋肉のねじれや痙攣などを引き起こす疾患で、プーチンが罹患しているのではないかという疑いがしばらく前から取り沙汰されている。つい最近も、イギリスのMI-6(英国情報部国外部門)リチャード・ディアラブ元長官がタブロイド紙ザ・サンのインタビューでこの病名を口にしていた。

ウクライナへの本格的な侵攻が始まって以来、プーチンが癌かパーキンソン病、あるいはその両方ではないかという報道が相次いだが、ロシア政府は本誌の問い合わせに対して、ロシアの指導者は健康だと繰り返し表明している。

欧米の情報機関は以前からプーチンの体調不良を疑っており、ここ数カ月、プーチンの健康不安に関する噂は絶えない。昨年7月、イランの首都テヘランを訪問した際も、プーチンは右腕に力が入らないようだと取り沙汰された。

今年1月、ウクライナ国防省のキリーロ・ブダノフ情報総局長は、ABCニュースのインタビューでプーチンは不治の病に冒されていて、すぐに死ぬのではないかと質問され、こう答えた。「もちろん」

ニューズウィーク日本版 トランプ関税15%の衝撃
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年8月5日号(7月29日発売)は「トランプ関税15%の衝撃」特集。例外的に低い税率は同盟国・日本への配慮か、ディールの罠

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

訂正:トランプ氏、「適切な海域」に原潜2隻配備を命

ビジネス

トランプ氏、雇用統計「不正操作」と主張 労働省統計

ビジネス

労働市場巡る懸念が利下げ支持の理由、FRB高官2人

ワールド

プーチン氏、対ウクライナ姿勢変えず 米制裁期限近づ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 3
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿がSNSで話題に、母親は嫌がる娘を「無視」して強行
  • 4
    カムチャツカも東日本もスマトラ島沖も──史上最大級…
  • 5
    【クイズ】2010~20年にかけて、キリスト教徒が「多…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    これはセクハラか、メンタルヘルス問題か?...米ヒー…
  • 8
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 9
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 10
    ニューヨークで「レジオネラ症」の感染が拡大...症状…
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 3
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 4
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
  • 5
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 6
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 7
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 8
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 9
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 10
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 5
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 6
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 7
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 10
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中