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ウクライナ情勢

「昔のソビエト赤軍と変わらない...」さすがに「30万人」は大げさでもロシア軍を侮れない理由

The Coming Fight in the East

2023年2月14日(火)14時21分
エイミー・マッキノン(フォーリン・ポリシー誌記者)、ジャック・デッチ(フォーリン・ポリシー誌記者)

弾薬も兵器も遅すぎる

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、今もウクライナ全土の制圧という目標を下ろしていない。だが多くのアナリストやウクライナ政府は、新たな攻勢が東部戦線に集中すると予想している。具体的にはドネツクとルハンスク(ルガンスク)の両州だ。

「私の思うに、おそらくプーチンから(参謀総長のバレリー・)ゲラシモフに指示が出ている。目指すのはドネツク、ルハンスク両州の全域を確保することだ」とマシコは言う。ちなみにドネツクもルハンスクも、ロシアは既に「併合」を宣言している。

たとえ装備が劣り訓練が不十分でも、ロシア軍は物量作戦でウクライナ側を圧倒するかもしれない。そう思えばこそ、ウクライナ側は一日も早い追加の武器支援を欧米諸国に求めてきた。

これに応えて、アメリカはミサイル防衛の切り札であるパトリオットや、地上で進撃する装甲戦闘車両や戦車などの供与を約束しているが、それらがウクライナに届くのは早くても3月か4月だ。その前に、ロシア軍の砲弾と肉弾による総攻撃は始まっているだろう。

ロシアは既に、ドンバス地方での軍事活動を強化する兆しを見せている。西側が新たに供与する兵器が到着する前に、できるだけ前進して占領地を増やすこと。それがロシア軍の狙いだ。

「ロシアからの反撃にどうやって耐えればいいのか、私には分からない」。ウクライナ議会のサーシャ・ウクティノワ議員はそう言った。「弾薬は足りない。とにかく、全てが足りない。戦車はなかなか来ない。全てが後手に回っている。アメリカの戦車が届く頃には、もうロシアが攻め込んできているでしょう」

From Foreign Policy Magazine

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